レチノAの副作用
レチノAは、アメリカのFDAにも認可されている
肌状態を改善するための安全な治療薬ですが、いくつか注意点があります。
レチノAを使用した場合、2〜3日を経過しますと通常は皮膚がむけて赤くなってきます。
これは薬によるかぶれではなくレチノAが正常に作用しているシグナルです。
この症状は使用している間に、皮膚が薬に慣れていくため改善されます。
※尚、使用の際には次のことにご注意ください。
●医師の指示のもと、必ず用量と使用方法を守ってご使用ください。
使用量を間違えると新たな皮膚トラブルを招く恐れがあります。
●通常、レチノA塗布後に赤く腫れたり、ヒリヒリする・ピリピリするなどの刺激感や、
かゆみなどがあらわれることがあります。
過度の症状がある場合には医師に相談してください。
●ポロポロとと角質が取れてめくれてきますが、無理に剥がさないで下さい。
●UVダメージを受けやすくなっていますので、日焼け止めやファンデーションで保護し、
直射日光を避けてください。
●保湿力も一時低下しますので、保湿にも注意しなければなりません。
●妊娠中・授乳中の方は催奇形性の可能性に配慮する事が必要です。
●レチノAの成分にアレルギーがある場合は使用しないでください。
●他の薬を使用している場合には医師に相談をしてください。
レチノAを病院で処方してもらう場合の流れと薬価
レチノAは日本ではまだ認可されていないため、市販されていません。
但し、皮膚科などの一部の医療機関においてはレチノA治療が行なわれていますので、
レチノAを購入する事は出来ます。
つまりレチノAを使用するには、レチノA療法を行なっている病院を受診し、
医師による診察と薬の処方が必要になります。
その際の診察料は保険適用外となるため、すべて自己負担になってしまいます。
また、レチノA治療は定期的な受診を行なわなければならないので、
治療期間を1ヶ月と考えた場合、診察料の総額は一般的に
約20000円〜50000円程で、かなり高額です。
レチノAを使用すると、皮膚が剥がれ落ちたり赤くなったりヒリヒリしたりする作用があるため、
不安を感じる場合には、医師の指示のもとでの使用が安心でしょう。
しかし、すでに使用経験がある場合や、安全な使用方法を理解している方は、
医師の診察や処方箋がなくても、個人輸入でレチノAを入手することができます。
個人での使用に限り、日本においても輸入規定量の個人輸入が認められているため、
比較的安価で手軽にレチノAを手に入れることができます。
シミができる仕組み
シミとは、紫外線などの刺激によってメラニンが生成され、
それが蓄積されたことにより色素沈着をおこしたものです。
肌のシミの原因としてよく知られているのは紫外線ですが、その他にも色々な要因があります。
ストレス・老化・睡眠不足・栄養の偏り・肌の炎症・肌荒れ・ニキビ・
ホルモンバランスの異常・遺伝的要因などがあります。
紫外線を浴びると、細胞を守るために肌の表皮部分にある「メラノサイト」という細胞を刺激して
メラニン色素が過剰に生成されます。
紫外線から肌を守る為に、メラニン色素がたくさん出てきてしまって肌に沈着することで、
シミが発生してしまうのです。
皮膚は、表皮の一番下の基底層にある表皮細胞が分裂して徐々に押し上げられ、
最終的にアカとなって排出されるという「ターンオーバー」を繰り返しています。
ところが、加齢やストレスなどのさまざまな要因でターンオーバーのサイクルが遅くなると、
メラニンも排出されず皮膚の中に残ったままとなり、これがシミの原因となります。
紫外線から肌を守ることは、シミやくすみへの対策ともいえますが、
日焼け止めに含まれている成分が肌トラブルの原因となることもあるため、
日焼け止めを購入する際はチェックするようにしましょう。
- (2015/05/15)美白に有効といわれる成分を更新しました